クライアントと初期仮説を握ることができたので、今日以降の残り3週間程度で仮説検証を行います。
インタビュー⇒仮説再構築⇒インタビューみたいな流れでサイクルを回すことで結論を導き出します。
インタビューの重要性
戦略案件において、インタビューというのは2つの価値があります。
①世の中に転がっていない情報
まず、インタビューは「世の中に転がっていない情報」を取るという意味で非常に重要です。デスクトップリサーチである程度の情報が調べられるようになってしまった昨今において、情報格差を生むのは「世の中に転がっていない情報」です。
②クライアントの代行者
「そんなに重要ならクライアントが直接インタビューすればいいのに」とはいきません。
クライアント目線で見た場合、コンサルファームは代行者としての価値があります。
自らが直接動くことで競合に動きを読まれたくないからファームにお願いするみたいな動機も働いているようです。
インタビュースキル
そんな重要なインタビューですが、「何かためになることを教えてくれ」と言っても誰も教えてくれません。
従って、インタビュースキルや準備というのが重要になってきます。
論点に沿って質問を考え、それらの質疑応答を妄想で行い、答えにくい質問や曖昧な質問はないかなどなど質問表に魂を入れていきます。
インタビューを受ける側もボランティアではないので、「聞きそびれたから教えて」「よくよく考えたらXXXという疑問も湧いてきたから教えて」という後出しは通用しないのが普通です。(大抵の場合はインタビュー先に対して謝礼を払います)
全てのファームでそうかは分かりませんが、インタビュースキル(準備やファシリテーション)というのは評価項目の一つとして挙げられることも多いです。
本PJでのインタビュー
今回はインタビュー先が企業になるので(to Bビジネスのため)、ファームのコネクションを使ってアポイントを取って貰いました。
なのでコールドコールを行うことはありませんでしたが、PJによってはアルバイトよろしく電話を掛けまくるなんてこともあります。
(コンサルは結構不愛想な人が多いので、コールドコールで全然アポが取れず追い込まれるPJもあります)
という訳で、今回はアポも確定しているので、来週の頭からインタビューをガンガン行っていく感じです。